更新性を向上させるため、多くのWebサイトにCMS(コンテンツ管理システム)が導入されています。
CMSの複雑性からスタティックサイトジェネレータ※への切り替えも進んでいますが、まだまだ需要があるのが現状です。
※スタティックサイトジェネレータ(静的サイトジェネレータ)とは、静的なコンテンツとテンプレートからWebページを作成するためのツール。CMSと異なり、コンテンツを保管するデータベースを用意する必要がない。
一般的なCMS導入フロー
そんなCMS導入ですが、一般的には以下のようなフローで行われることが多いです。
- CMS選定
- 導入範囲の確定
- 要件定義書の作成・確認
- インストール
- 管理画面作成
- CMSテンプレート開発
- CMS管理画面レビュー
- データ投入
- 動作テスト
この導入方法はソフトウェア開発のウォーターフォールモデルに近く、確実に1ステップずつ進んでいくため、後戻りが無いことが特徴です。
一方でこの方法では実際にCMSの管理画面を見て、触ることができるまでには早くて1ヶ月、導入範囲によっては3ヶ月程度の時間がかかります。
それまでは実際の画面ではなく設計書等で確認を進めますが、過去にCMS導入経験があるなどCMSに慣れた方以外はなかなかイメージがつかず、実際に管理画面を見る段階になって、「イメージと違う」、「こんなはずじゃなかったのに…」となることが多いです。
早い段階でイメージを合わせられるアジャイル方式
そこで弊社が最近取り組み出しているのが、ソフトウェア開発のアジャイルモデルの考え方を取り入れた、「アジャイル式CMS導入」です。
この方法は従来のフローと異なり、作る・検討するフローを繰り返し行います。
- CMS選定
- 導入範囲の確定
- インストール
- 管理画面作成(仮組み)
- CMSテンプレート開発(仮組み)
- CMS管理画面レビュー
- 要件定義書の作成・確認
- 管理画面作成(本組み)
- CMSテンプレート作成(本組み)
- データ投入
- 動作テスト
このフローは、導入範囲の確定後にすぐにCMSのインストールを行い、仮組みを行い、レビューを早期に行うのが特徴です。
レビューを早期に行うことで実際の管理画面を早い段階で見て、触ることができるので、CMSに慣れ親しんでない担当者でもイメージを掴むことができるため、そんな方にこそおすすめできる導入方法です。
エスケイワードではこれまでに小規模から大規模まで様々なサイトに数多くCMSを導入してきました。ただ、すべてが順調に導入できたわけではなく、実際に導入してみたものの使いこなせなかったり、更新がしづらくあまり使って貰えないことも残念ながらありました。
その状況を何とかしたいと考えている中で、「アジャイル式CMS導入」の構想に至りました。
Webサイトを支える基盤としてCMSを活用してもらえるように
CMSはホームページを更新するためだけの仕組みではありません。
その会社が持つ情報資産を管理し、Webサイトを支える基盤です。
せっかくCMSを導入するからには導入するサイトを長期に渡って支える基盤として定着して欲しい、そのためにも実際に更新する人の手に馴染むような管理画面を提供したい、そんな思いで日々CMSの導入を行っています。
今回の記事で紹介した「アジャイル式CMS導入」、ご興味がある方がいらっしゃいましたらエスケイワードまでお気軽にご相談ください。一緒に使いやすいCMSを作っていきましょう。
エスケイワードは、お客様の課題に対して最適と考えられるWeb施策をご提案いたします。課題がハッキリ見えていない方には、丁寧なヒアリングでモヤモヤをスッキリさせるところからお手伝いいたします。
ブランドイメージを見直したうえでのWebサイトリニューアルや、新規コンテンツの企画もお任せください。
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