2021年が過ぎアクセシビリティ委員会の取組みを振返ってみた #3

「コミュニケーションで世界のあらゆる壁をなくす」を「わたしたちの使命・根本的な存在意義」として考え、アクセシビリティの取り組みを行っています。
2022年を迎えた今、昨年のアクセシビリティ委員会で取り組めたことを振り返ってみたいと思います。

2021年4月
社内勉強会の開催

  • コントラスト比とディスレクシアについて
  • 目が見えない方 / 耳が聞こえない方に内容を伝えるには
  • 法律について
  • 自社でなぜアクセシビリティに取り組むか

アクセシビリティの基礎的な知識を共有する会を開催いたしました。

2021年 5月
WCAG 2.2 Working Draftを確認 × 2回

5月13日に新規バージョン WCAG 2.2のWorking Draftが公開されました。
社内で読み合わせを行い、2.4.11 Focus Appearance (Minimum)や、2.5.8 Target Size (Minimum)等、皆で頭を悩ませていました。
JISに反映されるのは大分先になりますが、よい物は取り入れて行きたいと思います。

参考URL:Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.2

2021年6月
サイトのアクセシビリティレビュー会 × 2回

実際にWebのビジュアルをつくっていくデザイナーの方と一緒にレビュー会を行いました。エンジニアとは異なった視点・解釈・対応方法を聞くことができ、学びのある会でした。
各々の専門的な視点や経験から出てくる意見を交わしつつ、今後どのように行動するかすり合わせを行うことで、より深く広く知ることができる良い機会となりました。
今後もレビュー会やっていきたいと思います!

2021年7月
サイボウズ株式会社 開発研修(アクセシビリティ)の視聴

なんとなんと!ありがたいことに研修資料が無償公開されていました・・・!

アクセシビリティ講義資料(サイボウズ株式会社)

早速資料読み合わせを行い、今後社内教育に生かせるものがあるか確認させていただきました。

とても分かり易くまとめられていて、アクセシビリティを知っていくツールとしてオススメです!

2021年8月
支援技術利用状況の調査報告書を確認 × 2回

8月9日にスクリーンリーダ等の利用者の調査情報が公開されました。
PC-Talkerの利用者が圧倒的に多い事を再認識していました。
NVDAは無償提供、PC-Talkerはデモ版が提供されていますので、Web制作者の方はぜひ一度試していただきたいです。

参考URL:第1回支援技術利用状況調査報告書 | 日本視覚障害者ICTネットワーク

ウェブアクセシビリティ取組確認・評価表を確認

資料を確認しつつ、各団体の取り組み状況を確認いたしました。

参考URL:総務省|情報バリアフリー環境の整備|みんなの公共サイト運用ガイドライン(2016年版)

ウェブアクセシビリティ取組確認・評価表

 

2021年9月
もしあなたが『アクセシビリティ試験』をやることになったら(#1、#2) の視聴 × 15回

動画時間が6時間の内容の濃い勉強会となりました。
毎日の勉強会は30分~1時間と限られた短い時間内で開催しており、且つ、気になった箇所は都度一時停止して議論をしながら視聴をしています。

そのため、今回の「『アクセシビリティ試験』をやることになったら」の6時間動画を全て見るために、15回にわたり勉強会を行いました。
長かった分、社内メンバーでは気が付けない様々な事も知る有意義な機会になりました。

参考URL:もしあなたが『アクセシビリティ試験』をやることになったら WP ZoomUP #68 – WP ZoomUP

続・もしあなたが『アクセシビリティ試験』をやることになったら WP ZoomUP #71 – WP ZoomUP

 2021年10月
デザインを作る際に留意するウェブアクセシビリティの資料作成 × 17回

デザインにもアクセシビリティ成分を注入したいという思いがあり、難読なWCAGを、社内デザイナー向けに調整したモノの作成を行いました。

 

2021年11月
SKeyeに「ウェブアクセシビリティの取り組みについて」を投稿

より品質の高い物が提供できるように、ウェブアクセシビリティ向上の必要性を強く感じておりました。
取り組みを発信することで弊社を知っていただきつつ、みなさまの会社でもウェブアクセシビリティに関心を持っていただく機会になれば幸いです。

参考URL:ウェブアクセシビリティの取り組みについて #1 | SK eye

 

2021年12月
ウェブアクセシビリティチェックリストを用いて確認 × 5回

※現在も継続中です。
COB-CHAを用いて、他社・社内・外部パートナーが作成したサイトを実際にアクセシビリティに関するチェックリストを使って各項目のチェックをしています。
その中でも要件定義や、見積に「アクセシビリティ」という項目が含まれていない場合でも、エスケイワードとして「ここまではマスト対応だよね。」という各メンバーの考え方のすり合わせを行い、より高い品質を目指しています。

参考URL:アクセシビリティ試験支援ツール COB-CHAの使い方 – 有限会社時代工房

まだまだ、お伝えしたい取組みがあるのですが、アクセシビリティに関する大枠で振り返ってみました。
ゆっくりではありますが、着実に本年も引き続き活動を続け、ノウハウを積み上げていきたいと思います。

Webサイトのアクセシビリティに関して、ご質問やお問合せなど、お気軽にアクセシビリティ委員会までお声掛けください。

私たちと一緒に、世界中のあらゆる人たちが、さまざまな壁を越えてつながりを持てる環境を作っていきましょう。