社内Wikiの充実を目指している理由

本日は「社内Wikiの充実を目指している理由」をお話してみようと思います。

私は自分のチーム内で何か新しいことを試している人を見かけたり、業務を進める中で新しいことを知った人を見かけるとすぐに「それWikiにまとめておいて!」とお願いしています。

何故そのように言い続けるのかと言うと、良い情報はみんなで共有したい、情報発信に慣れて欲しいという思いからきています。

その2点について詳しくお話します。

良い情報はみんなで共有したい

業務上でさまざまな案件に挑戦している中でメンバーひとりひとりにノウハウが溜まっていきます。そのノウハウの中には本人がそこまで重要だと思っていなくても他の人からすると喉から手がでるほど欲しい情報なこともあります。

情報の共有が行われないと情報はその人の中だけに残ります。
その場合、その人に聞かない限りその情報は一生出てきません。

一方でWikiに書いた場合は、Wikiを見るだけで情報を手に入れることが出来るようになります。

これから新しいことに挑戦しようと思っている人にとって、過去の経験者のノウハウはとても貴重です。
直接聞く場合は相手の時間を奪ってしまいますが、Wikiから情報を得る場合にはそれがありません。

誰でも過去のノウハウにアクセスできるようになることで初見の作業にもそこまで時間をかからずに取り組むことができ、作業の時短、効率化に繋がります。

情報発信に慣れて欲しい

Wikiを書く時には、自分が手に入れたノウハウを整理し、人に説明できるぐらいまで解像度を高める必要があります。その過程で再度考えることによってさらに理解が深まります。

また、どのように文章を書けば人に伝わるのかを考える必要もあります。

これらを試行錯誤することによって、得た知識を整理し、文章を書くことに慣れることが出来ます。これによって培われるスキルは日頃の業務遂行にも非常に役立ちます。

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私自身も日々の業務の中で思わぬトラブルに遭遇した時に検索をして見つけたQiitaやStack Overflowの情報にいつも助けられています。特にインフラの設定関連では多くの人が同じところで躓いていることが多いからか、情報が豊富でとても助かっています。

どうしても情報をいただくことばかりになることが多いので、自分で何とか解決出来たことに関しては大小関わらず、会社のWikiか自分のブログにポストするように心がけています。(なかなか時間が取れず、下書きのまま止まっているものも多々ありますが…)

現在はBacklogにWikiをまとめています。

これまでチーム内でWikiを続けてきて約2年の間で190の記事が集まりました。はじめは何を書いたら良いのか分からないと言っていたメンバーも自発的に「後でWikiにまとめておきます!」と言っていただけるようになりました。
とても嬉しい変化だと思っています!

これからは取り組みをチームから事業部内に広げていって、情報発信を積極的に行う文化を広げていきたいと思っています。


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