世界中の人へ届ける。デザイン思考でつくるサービス紹介。

「ランディングページ」という言葉をご存知でしょうか。広義にはWebサイトの中で訪問者が最初にアクセスするページを指す用語ですが、お問い合わせ獲得や商品注文といった訪問者のアクションを誘導することに特化した縦長のレイアウトのページを指すのによく使われています。

今回は私たちグローバルコミュニケーション事業部がサービスランディングページ(以下「LP」とします)をつくった過程をご紹介します。

Webサイトに載っていても、見つけられなければ意味がない

エスケイワードのWebサイトには、どんなグローバルコミュニケーション支援ができるのか説明するサービスページが存在していました。しかし、そのページはWebサイト内の深い階層にあり、訪問者が見つけづらい状態でした。

※Webサイトリニューアルにより、現在は説明ページはありません。

これまでプロジェクトでご一緒させていただいたお客様との出会いがWebサイトからのお問い合わせであったことも多く、お問い合わせをいただければご縁ができることは実感していました。

しかし、サービスページが見つけにくければ、私たちにどんなことが出来るのかを知ってもらえることもなく、当然お問い合わせもいただけないのです。

そこで、私たちの存在を見つけていただくためのサービスLPをつくり始めました。

何ができるのか、サービスの整理

サービスLPをつくるにあたって、まず行ったのは私たちが提供できる価値の整理です。
ここからの過程は、2020年4月にエスケイワードのCDO (Chief Design Officer) に就任した前川弘基氏と共に、デザイン思考を取り入れながら進めていきました。

グローバルコミュニケーション事業部では、翻訳のみならず多言語展開されるグローバルWebサイトの制作や、英語でのWebディレクション、プレゼンテーションの代行など幅広いサービスを提供しています。
それらをひとまとめにして「何でもできます」と伝えても、サービスを必要とする人には届きません。

どんなサービスがあって、それぞれにどんな強みや実績があるのか。これまでのプロジェクトを振り返りながら、それらを一つ一つ整理し、まとめていきました。

ペルソナを描き、必要とする人に届ける

提供できるサービスを必要とする人に届けるためには、どのように表現するかも重要です。

私たちのサービスはどのような方がどんなときに必要とするのか。まずはお客様のペルソナを策定します。
例えば多言語翻訳サービスの場合、翻訳だけを依頼したい方ではなく、Webサイトや販促ツールなど何らかのクリエイティブ制作から派生した翻訳が必要となった方をターゲットとし、ペルソナとして深掘りしていきました。(ここにはCDO前川氏自身が過去に私たちのお客様であった経緯が活かされています(笑)。)

※ペルソナとは、サービス・商品の典型的なユーザー像を指すマーケティング用語です。

ペルソナの例を示す画像

ペルソナの例

続いて、ペルソナだったらどんな風に私たちのサービスを見つけるのか、想像を膨らませながら検索されるときのキーワードを検討していきます。

LPにキーワードをしっかり入れ込めば、まずは検索エンジンに表示されるようになり、必要とする人に「見つけてもらえる」ようになります。(いわゆるSEO対策と言われるものです)

「私の課題を解決してくれそう」そんなお客様に寄り添ったLPへ

晴れて私たちのLPを見つけてくれた方に、最も重要な情報を届けるのがファーストビューと呼ばれる、LPで一番最初に表示されるエリアです。サービスを求めて検索してくれた方にまずは「イメージ通り」と思っていただく必要があります。

私たちはこのエリアで、できることを端的に伝える文章と、実際にサービスを提供している社員の写真を掲載しています。グローバル系のサービスサイトでは外国人モデルの写真を使用することがよくありますが、私たちは自社の社員を登場させ、実際にサービスを提供する力があることに対して安心感を持っていただきたいと考えています。

ファーストビュー以外のエリアでも、見てくださっている方が必要としている答えを提供し、信頼と期待感を持って読み進められるよう、私たちの強みや実績をご紹介しています。

このように、サービスを必要とするお客様に寄り添って、お客様中心にLPをつくり進めていきました

ファーストビューの例

世界中の必要としている人に、届けよう

LPを制作する際、「私たちはこんなことを提供できます!」を伝えることは必要ですが、それがお客様に求められていないものでは何の意味もありません。

お客様はどんな課題を抱え、私たちがどうそれに応えられるのか。その視点を忘れずにLPを構成していけば、必要としている方に届くものになるのではないでしょうか。

私たちグローバルコミュニケーション事業部では、もちろんこの工程を英語で進めることも可能です。

世界中の必要としている方に届けたい、そんな想いのある方は、ぜひご連絡ください!


翻訳・多言語展開を必要としている方は

エスケイワードの翻訳・多言語Webサイト制作サービス

グローバルサイトで世界中に想いを届けたい方は

エスケイワードのグローバルサイト制作サービス