私が”ワークショップデザイナー”と名刺に肩書を入れる理由

概要

4月より取締役COO、ワークショップデザイナーと名刺に肩書を入れています。
名刺交換をする際、「ワークショップデザイナーってなんですか?」とほぼ必ず質問をいただきます。
せっかくSK eyeで情報発信をしておりますので、今回はその経緯について書かせていただきます。

 

エスケイワードがコミュニケーション支援企業でありつづけるために、多様性のある社員が企業活動を継続するために、経営者側として何ができるか。

これが経営層に参画することになった私のテーマでした。

クライアントや社員と価値を共有し、多様性を認め合う。そのための手法としてワークショップが有用であると考え、青山学院大学社会情報学部「ワークショップデザイナー育成プログラム」を履修し、実践しています。

ワークショップって?

ワークショップという言葉を聞いてどんな印象を持ちますか?
街で見かけるのは「みんなで〇〇を作ろうワークショップ」といったモノづくりの集まり。仕事では「〇〇を学ぼう××ワークショップ」といった参加型の研修。
こんなイメージでしょうか。

「ワークショップ」とは元々、工房・仕事場・共同作業場などの場のことで、「一緒に何かを作る」ということを意味します。
つまり、「人と人が集まって何かをすること」が広義でのワークショップです。

  • 参加者同士が”体験”し、”考え”、”理解”しあう
  • 参加者同士が対等な立場で意見を出し合い・学びあう

ワークショップのテーマについて参加者自身が体験し、考え、意見を伝えあうことで、理解を深め自分ごととして捉えられるようになります。
また自身で体験することにより、その時に感じた気持ちを通して思い出しやすく、研修やセミナー、会議よりも参加した実感がわきやすいというメリットがあります。

ワークショップデザイナーって?

ワークショップをデザインするのがワークショップデザイナーです。

役割の一つは、ワークショップのテーマを設定し、全体の流れを考え設計すること。
テーマに合わせすでに出来上がっているフレームワークを使って実施するのか、新たなワークショッププログラムを作ってくかなどの判断も、ワークショップデザイナーの力量で対応する幅を広げていくことができます。

もう一つの重要な役割が、”共創の場づくり”です。

共創とは、一方的でなくお互いが課題に向き合い、価値を共有し、解決したり新たな価値を作り出すこと。
そのためには、お互いが自分自身を表現し、理解し合うことが必要です。

ですが、「自身を表現し理解してもらうこと」は簡単ではありません。
それをスムーズにするために安心・安全な場を提供していくのが、ワークショップデザイナーです。

普段から綿密に交流している「関係性の高い人たち」の参加であれば、安心して参加できるよう自身の「肩書外し」からプログラムへの導入を考える必要があります。
また、初対面のような「関係性の低い人たち」の集まりであれば、話し合いがはじまりやすいウォームアップから考え、ワークショップに没頭する仕組みが必要です。

設計したプログラムを強制的に進めていくのではなく、場の空気に合わせ即興で調整していく必要もあります。

ワークショップはコミュニケーションデザインの軸

エスケイワードはコミュニケーション支援企業であり、ダイバーシティ経営にも力を入れています。
また今の時代はVUCAと呼ばれ、企業から個人のキャリアに至るまで将来の予測が困難な状況にあります。
その中で、技術やトレンドによる「正解」よりも、クライアントや社員とのコミュニケーションによる「価値創出」がますます求められてきます。

私自身、Webプロデューサーとして15年ほどキャリアを重ねておりますが、プレゼンで提示する「正解の競争」ではなく、クライアントとのコミュニケーションから価値をつくる「共創」の重要性を感じ、ワークショップデザイナーとして新たなキャリアづくりをはじめました。

Webや外国語に関して、ユーザーとしてより理解のある若いメンバーや外国人メンバーなども安心して意見が出せる場として。企業の価値や経営に対して理解のある人が施策のベースから参加できる場として。会議ではなくワークショップを活用していきたいと考えています。

今後も、SK eyeを通じてワークショップの手法や共創の事例を紹介していきます。

 


エスケイワードは、お客様の課題をコミュニケーションデザインで解決いたします。
課題がハッキリ見えていない方もご安心ください。ワークショップを通じてお客様の課題を見つけるところから、共に進めていきましょう。

課題が見つかれば、ブランドイメージを見直したうえでのWebサイトリニューアルや、グローバルに「伝わる」情報発信までお任せください。
御社の魅力を最大限に伝える表現を一緒につくっていきませんか。