みなさんこんにちは。ワーキングマザーの家本です。
仕事に育児に家事に、自分の時間もなんとか確保したい…一日が30時間だったら、とよく考えます。
今回は、そんな多忙な毎日を送るワーキングマザー向けにワークショップを開催したお話をお届けします。
気づいたら一か月が過ぎている。私何してたっけ?
冒頭で触れたように、仕事、育児、家事、それをなんとかこなしているだけで、あっという間に毎日の時間が過ぎ去っていきます。この一か月で印象に残ることあったっけ…。まるで記憶喪失かのような、怒涛の日々。
「こんなに忙しく大変な思いをしながら、なんで働いているんだっけ?」「子供と過ごす時間を減らしてまで、どうしてこんなに頑張っているんだっけ?」
忙しいときほど、そんなモヤモヤに襲われます。しかしそれをちゃんと考える時間もないまま、忙しさに流されながら過ごす毎日を繰り返していく…。
頑張る理由が、働く理由が、ちゃんとあるはずなのに、モヤモヤ自分の思いや考えに霧をかけたまま過ごしていく日々はフラストレーションが溜まります。
そんなモヤモヤを抱えているのはきっと自分だけじゃないはず。
だったら、仲間と一緒に立ち止まって振り返る時間を持ちたい。
働く母親たちのモヤモヤを解消したい。
そんな思いで、ワークショップの開催を決意しました。
みんなで創り上げる振り返りの場
協力をお願いしたのはワーキングマザー仲間の田上純子さん。名古屋ワーキングマザーの会運営メンバーとしても活動し、働く母親たちの交流に意欲的な彼女と、どんな場ならばワーキングマザーたちが参加しやすいか、検討していきました。
- 子連れで参加できること
- 子供も安全に過ごせること
- 参加者同士がみんな顔見知りになれること
- 忙しいワーキングマザーたちに気づきを持ち帰ってもらえること
そんな私たちの要望を、ワークショップデザイナーであるエスケイワードCOO沢田にぶつけワークショップの設計を進めていきました。
まず、参加者同士がみんな顔見知りになれるように、アイスブレイクの自己紹介は全員で実施できるような流れとしました。
名前、仕事内容、三連休にしたいこと、上半期を振り返って。それらを書いた紙を見せながら簡単な自己紹介をします。
気づきを持ち帰ってもらうためのメインワークで使用することにしたのは、リフレクションカードⓇ。参加者をセッションごとに「主人公」と「サポーター」に分け、カードを使って質問と回答を繰り返すことでゲーム感覚で対話を深めることができるカードです。
今回はワークショップ開催の主旨を捉えやすくするために、トークに大テーマを設けることにしました。
「○○とキャリア」この大テーマとリフレクションカードのトークテーマを掛け合わせて、主人公は自分の思いを伝えます。
主人公の話を聞いたら、内省を促すための質問をカードを使ってサポーターから投げかけていきます。質問に答えていくことで、主人公は自分の考えや思いをどんどん深掘りしていくことになります。
内省が深まったら、話を聴いたサポーターから、カードを使って主人公へメッセージを伝えます。ここまでが1セッション。
主人公とサポーターの役割を交代し、全員のセッションが終わったら、最後に参加者全員で気づきを共有し合います。
今回は、サポーターからのメッセージや自分の気づきを持ち帰れるよう、記入カードも用意しました。
気づきを得られる、仲間に出会える喜び
当日はあいにくの雨の中、ワーキングマザーだけでなくワーキングファザーまで、Connected base ASOVIVAへ集まってくれました。
子連れでも安心して参加してもらえるよう工夫した会場作り。なんとテントまで!
常設されているバランスボールも、子供にとってはサッカー道具。大人には当たり前になってしまっている概念に捕らわれない、子供の発想力も目の当たりにすることができました。
自己紹介の段階ではまだ少し緊張気味の参加者たちも、振り返りワークに入ると大盛り上がり。はじめましてのメンバーにも関わらず、どんどん質問を投げかけ、主人公の思いや考えを引き出していきます。
「自分が「ちょっとしたこと」として話したテーマも、内省が深められサポーターから届いたメッセージは自分の想像を超えるようなものだった!」
「サポーターからの鋭い質問で、胸に秘めていたビジョンが明確になった!」
私の参加したグループでも、対話による効果にメンバーたちが驚いていました。
参加者からの声
- サポーターの感想をもらい、新たな自分の一面を知ることもできました。参加者の話を聞く事で刺激ももらえました。とても良い学びになりました。
- 振り返りにより自分に足りないものや次へのステップを具体的に考えることができました。
- 参加者同士の交流ができたり、自己開示の練習にもなり、ありがたいことづくめでした。
私自身もワークに参加し振り返りの時間が持てたことも良かったですが、何より参加者たちにとって繋がりを作る場になったことが嬉しい効果でした。
職場にワーキングマザーが多数いるというのは、残念ながらまだまだ珍しい光景かもしれません。ついつい「自分ばかりが大変な思いをしている」と考えがちな女性たちに、共に支え合える、高め合える仲間がいることを知ってほしかった。私自身もそんな仲間がほしかったのだと、また気づかされました。
エスケイワードでは、ダイバーシティ推進の一環として、これからもワーキングマザー・ワーキングファザーを応援していきます。「繋がりたい!」そんな声もお待ちしています。
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