新人翻訳コーディネーターが学んだエスケイワードの翻訳、コーディネーターの仕事とは

入社して学んだ、エスケイワードが大切にしているネイティブ目線の翻訳とは

エスケイワードの翻訳はWebサイトやパンフレットなどを扱う産業翻訳です。
今まで翻訳といえば映画や書籍の翻訳のことしか知らなかったわたしは、入社してから企業様がクライアントとなる産業翻訳とは何かを知りました。

自動翻訳サービスは、Google翻訳をはじめとして、とても使いやすく身近なものになってきていますね。無料で、しかも一瞬で翻訳できるのはとても便利で、わたしもよく使っています。

看板の文字や服にプリントされた文字など、身の回りで気になった外国語を調べる時は機械的な翻訳文でも意味が分かれば十分ですが、ビジネスの場ではどうでしょうか。

たとえば、魅力的なキャッチコピーとして、日本語の四字熟語「十人十色」を入れてキャッチコピーを作ってみたとします。
それを機械翻訳してみると、、、”Ten people, ten color” となります。

日本人としては、ぱっと見、問題がないように見えませんか?

しかし、四字熟語は日本独特の表現方法で、ニュアンスが伝わってこそ意味があるため、「10人の人がいれば、10通りの可能性がある。」という「真意」を伝える必要があります

ではエスケイワードのネイティブ翻訳者が翻訳するとどうでしょう。
次の英文をご覧ください。

“To each his own” この英語は「人それぞれ」という意味です

「十人十色」
機械翻訳:    ”Ten people, ten color”

ネイティブ翻訳: “To each his own”

日本語で伝えたいニュアンスを「英語でも同じ意味、且つ一般的によく使われる!」という表現を用いて、日本語のわからない外国人がより理解しやすい表現をしています。

日本語ではいくら愛情と時間をこめて考えぬいたキャッチコピーであっても、そのニュアンスを汲み取り、読む人が理解できる翻訳でなければ、多言語展開した時にその情熱は伝わりません!

人の感性は、国によって変わることも翻訳から少し見えてきます。
「日本語でベスト」=「外国語でもベスト」な表現となるわけではないのですね。とても奥深いです。

エスケイワードの翻訳は、日本語で伝えたい想いを、多言語でも同様に届けられるよう、ネイティブの目線と言葉にこだわって提案しています。

翻訳コーディネーターのこだわり

日本語で伝えたい想いを、多言語でも伝えるために、案件ごとに異なる細かい条件やお客様のご要望を汲み取り伝える。

過去に翻訳したデータを整理し、翻訳者に対して案件のシチュエーションに沿った統一された翻訳指示をする。

などなど、翻訳に関わる一連の管理をするのが翻訳コーディネーターの役目です。

翻訳者がより作業しやすく、同時にお客様には安心感をもって翻訳を受け取ってもらえるよう心がけています。しかし、顔を合わせずに細かい指示やニュアンスを伝えるのは、、、かなり頭を使います!

先輩翻訳コーディネーターを見て

「翻訳コーディネーターとは」
その心得を日々、先輩の言葉や行動から学んでいます。

翻訳コーディネーターは対面でお客様とやり取りすることは少なく、メールや電話、翻訳原稿内の言葉でのやり取りがとても多いです。
そのため、「翻訳」以外の細かい部分にも、コーディネーターのこだわりは隠れています。

例えば、ファイルの管理がとっても厳しいことに驚きました。

ファイル名の細かいルールや、レイアウトの整理に厳しい先輩のこだわりに対して「(このままでもぱっと見キレイじゃない?)(十分わかりやすくない?)」と最初は思ったりもしました。しかし、仕事に慣れるにつれ、翻訳コーディネーターひとりひとりが常に整理を徹底し、誰が見てもわかりやすいファイルに整えることがお客様への気遣いだとわかりました。

お客様と対面でやり取りすることが少ないため、裏では細かなチームワークで隠れたホスピタリティがなされていることに感動しました。

細かいこだわりがたくさんあり、言語数が多いときやボリュームの大きい翻訳ほど、すべてのデータを確認・整理するのはとっても精神力を使います。しかし、1つ1つの案件ごとに丁寧に確認し、いつもきれいで使いやすい翻訳データをお客様に届けることが、品質と信頼の向上につながっているのだと実感します。

まとめ

翻訳コーディネーターは、お客様のご要望を理解し、翻訳者に伝えます。
また、翻訳者からあがってきた翻訳の意図を整理して、お客様にお伝えします。

1回限りの翻訳ではなく、長期や定期の翻訳、キャッチコピーなどの翻訳を行うとき、まさにお客様ひとりひとりが求める翻訳をコーディネートして提案する力が求められます。

日本人のお客様と、多言語ネイティブ翻訳者がお互い理解し、お客様の期待を上回る翻訳をお届けできるよう、翻訳コーディネーターは両者の架け橋となっています。

最後に、4月の入社当時から今までを振り返ると、言語との関わりを求めて入社しましたが、日々多言語の奥深さを感じて働くことができていて、とても幸せです
新社会人として、未熟な部分がまだまだ多いですが、お客様と翻訳者さんに信頼される翻訳コーディネーターを目指して頑張ります!

多言語サイトやパンフレットの更新の際、言葉でお困りの際は、ぜひ一度、エスケイワードの翻訳サービスを体験してみてください!

 

エスケイワードの翻訳・多言語Webサイト制作サービス