(左から)AIRDO佐藤様、中島様、山本様、岡本様、エスケイワード荻原、沢田
はじめに
四季折々の食・自然・アクティビティで、今後ますますインバウンド需要が高まる北海道。その北海道を拠点にされている航空会社・AIRDO様が、2017年より外国語版Webサイトの構築に取り組まれました。「外国の方もスムーズにご利用いただけるように―。」今回は、AIRDO様とエスケイワードの多言語翻訳プロジェクトをご紹介します。
プロジェクト概要
プロジェクト期間
外国語版Webサイト構築プロジェクト
2017年1月~9月 日本語・英語サイトリニューアル
2019年1月~9月 多言語版(簡体字・繁体字・韓国語)サイトリリース
※ボリューム:約300ページ(+動的メッセージ)、40万文字
プロジェクトメンバー
★・・今回インタビューにご参加いただいた皆様。
AIRDO 営業本部営業部東京販売推進グループ
★佐藤 禎之様:グループリーダー
★岡本 彩様:主席
★中島 彩能様:シニアスタッフ
★山本 侑希子様:シニアスタッフ ※本プロジェクトのメインご担当者様
エスケイワード プロジェクトチーム
★沢田 圭一:プロジェクトマネジャー
★荻原 明日香:プロジェクトリーダー
福田 萌:翻訳コーディネーター
外国語版Webサイト構築への想い
エスケイワード荻原(以下、荻原):2017年から始まった本プロジェクトは、どのような背景や想いから始まったのか、改めてお聞かせください。
AIRDO山本様(以下、山本様):
北海道へは海外から多くの観光客の方がいらっしゃいます。弊社は国内の限られた路線の就航ではありますが、訪日外国人向けのお得な運賃「Welcome to Hokkaido FARE」をご用意しており、インバウンドの取り込みを確実にしたいという想いから当プロジェクトが始まりました。
段階的に進められた、多言語化プロジェクト
荻原:まずはどんなことからスタートされたのでしょうか。
AIRDO中島様(以下、中島様):
プロジェクト開始以前の外国語版サイトは、英語のコンテンツページのみでした。予約機能がなかったため、まずは空席照会~チケット購入、座席指定など、日本語サイトと変わらない機能を英語でご利用いただけるようにしました。(2017年の「日本語・英語サイトリニューアル」)
荻原:弊社は英語翻訳で携わらせていただきましたが、英語版リニューアル以降のお問い合わせ状況はいかがですか?
山本様:英語での予約がスムーズになり、利便性が高まったことで外国籍の方の利用率は確実に増えました。英訳へのクレームもなく、順調な運用ができています。そこで、次のステップとして特に来道者数が増えている中国・韓国向けにサイトの構築を進めました。
翻訳パートナー選定のポイント
荻原:2019年の多言語翻訳(簡体字・繁体字・韓国語)も、英語版に引き続き弊社へご依頼いただきました。翻訳パートナーの選定において重視されたポイントはございますか。
山本様:航空会社として正しい表現で翻訳をしてくれるかどうか、また現地の方が見て不自然さのない翻訳をしてくれるかどうかが重要視したポイントです。そのため、ネイティブチェックは必ず入れたいと考えていました。ネイティブチェックを含めたコスト等も勘案した結果、御社にお願いすることに致しました。
荻原:ありがとうございます!2019年の多言語翻訳プロジェクト開始前は、弊社の名古屋本社にもお越しくださいました。弊社の雰囲気はいかがでしたでしょうか。
AIRDO岡本様(以下、岡本様):
ビルの入り口にウェルカムボードを設置してくださっていて。すごく嬉しくてたくさん写真を撮りました(笑)
山本様:おもてなしの姿勢が素敵でした!
荻原:ありがとうございます(照)
山本様:オフィス内は仕切りがあまりなく、とてもアットホームでコミュニケーションをとりやすそうな雰囲気ですね。共用の文房具まで綺麗に収納されていて関心しました。
荻原:文具入れ(はさみやペンの一本一本まで文具の形にくりぬいた発砲スチロールの入れ物)は英語翻訳を担当をしたマートネックの自作なんですよ(笑)
エスケイワード沢田(以下、沢田):
プロジェクトの際はお客様の情報をお預かりしますので、セキュリティや品質管理の観点から、片付けはもちろん書類の仕分けも徹底しています。安心してご依頼いただくための環境づくりですね。
山本様:それがプロジェクト管理に活きているんですね!
荻原:そのようにおっしゃっていただけてとても光栄です。
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二人三脚のプロジェクト進行
荻原:プロジェクトを進めていく中で、印象的だったエピソードはございますか。(ざっくばらんにお聞かせください!)
1.よりよい翻訳表現の模索
山本様:先ほど申し上げました通り、航空会社として正しい表現や自然な翻訳をしたいと考えていました。御社は国内の同業他社や外資系の航空会社のWebサイトと比較しながらふさわしい翻訳をしてくださり、また翻訳文言の選択肢をご提示いただけたので当社にてよりよい文言を判断できるところが良かったです。
また、今回対象外だった英語サイトについてもより良い表現をご提案してくださるなど、依頼した業務以上の対応をしてくださったのでとてもありがたかったです。
2.「現在地」と「ゴール」の共有
山本様:プロジェクト管理がとても徹底されていて、今自分たちがどのステータスにいて何をやらなければならないかを明確にしてくださったことがすごく良かったです。ちょっとした質問も曖昧にせず、すぐにレスポンスいただけて、コミュニケーションもとりやすかったです。
荻原:ありがとうございます。多言語版は3言語への翻訳でしたが、プロジェクト期間としては英語翻訳時と同じでしたので、効率的に進める必要がありました。AIRDO様にてページの更新頻度や重要性から優先度をご判断いただけていたので、ハプニングが起きた際もスケジュールの調整がスムーズでした。御社と一緒に1つのチームとなって進めていけたと感じています。
多言語版サイトをリリースされて
荻原:多言語版リリース後の反響はいかがでしょうか。
山本様:本格的な告知はこれから進めていく予定なのですが、プレスリリースを通じて「AIRDOの多言語版サイトを紹介したい」と台湾メディアからお声がけいただきました。まだまだ中国語圏や韓国での知名度が低いため、課題に向けての対策も徐々に進めて多言語サイトからのご予約数をどんどん上げていきたいと思っています!
「是非、AIRDOで北海道の旅をお楽しみください!」
荻原:主要言語の対応を終えられたAIRDO様の、今後の展望をお聴かせください!
山本様:北海道の魅力は中国や韓国でも十分認知されていると思います。まずはAIRDOという会社を知ってもらいたいです。マスコットキャラクター「ベア・ドゥ」を使った機内販売商品や、ドリンクサービスの紙コップなど、SNS世代の女性にとって魅力的なコンテンツもありますので、「AIRDOに乗る→SNSで拡散」という流れをつくっていきたいです。そして、北海道の魅力を肌で感じていただきたいです!
荻原:昨年のベア・ドゥ・クリスマスバージョンのグッズは、AIRDOの皆さまで手づくりされてましたね。プロジェクトでお伺いしたときに拝見して驚きました。
AIRDO佐藤様(以下、佐藤様):
そうなんです。自分たちでできることは自分たちで、という社風で、イベントやノベルティなどやっていくことも多いですね。
荻原:手づくりならではのあたたかみがあって、本当に素敵でした!
――Webサイトの多言語対応が整い、これからプロモーションに力を入れられるAIRDO様。すでに海外から注目され始めておられ、AIRDO様とベア・ドゥの更なるご活躍を私たちも楽しみにしております!お忙しい中インタビューに応じていただきまして、ありがとうございました。
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