リモートワークって実際どう?第2回意見交換会を開催しました

こんにちは!ダイバーシティ推進委員会の早川です。

エスケイワードのダイバーシティ推進委員会では今年度、「社員が自分の意見・考えを伝えられる風土づくり」をテーマに活動しています。

その一つの方法として「お便り箱」を設置し、気になるあれこれについて投函してもらい、ダイバーシティ推進委員会がお返事をしています。また、集まったお便りの中からテーマを選び、それにまつわる「意見交換会」を開催しています。

11月の意見交換会のテーマは「リモートワークについて」。

お便りの内容は、「リモートワーク制度の対象を、全社員に広げないのか?」というものでした。

働き方改革や東京オリンピックでの通勤対策により、多くの会社でリモートワークが推進されるようになった昨今。エスケイワードでも一部の社員がリモートワークで勤務をしています。今回は、リモートワークでの勤務者や周りの社員が、実際どんなことを感じているのか、意見を出し合ってみました。

エスケイワードのリモートワーク制度の歴史

エスケイワードのリモートワークの制度が適用されるのは、こちらの4パターンに当てはまる場合のみです。

①ディレクター等で外出が多く、リモートワークで効率が上がる社員

②妊娠中の社員、育児・介護に携わっている社員、自身や家族が闘病中の社員、もしくは怪我をしている社員

③契約時に設定した曜日に在宅勤務をするパート社員

④台風など自然災害の際、緊急対応として

(2019年11月現在)

この制度の検討を行った昨年度、ダイバーシティ推進委員会の活動は「育児・出産・介護に関わっている社員や、外国籍の社員をサポートする制度を整える」ということがメインでした。

そのためリモートワークの制度は上記に当てはまる社員のみに限定されています。

リモートワークをする社員からは……

外出先から仕事をすることが多い社員、出産を控え最近在宅勤務に切り替えた社員、東京オフィスで仕事をする社員、などが参加してくれました。

実際にリモートワークしている社員がビデオ会議で参加!

現状リモートワークを実施している社員は、もともと社内でずっと対面で仕事をしていたり、週の何日か出社をして対面コミュニケーションをはかる日があるため、コミュニケーション面で大きな問題はないという感想が多く見受けられました。

しかし、デメリットとしてはチャット等でのコミュニケーションで「社内の雰囲気が伝わりづらいため、緊迫感や相手の忙しさがなかなか読めない」「返事が返ってこないと、立て込んでいるのか見落としているのか、ちょっと不安になる」という、「ニュアンスが伝わりづらい」というコメントがちらほらと出てきました。

そんな中、「対面で話せない分、連絡が来たらすぐに返事するよう心がけている」というリモートワークする側の細やかな配慮も教えてもらいました。

リモートワークの人と一緒に仕事をしている社員からは……

「リモート作業をしている人は、いつも返答が早い」という意見が多く挙がりました。細やかな配慮は実感として受け止められているようです。

また、「『グループチャットでメンションしたあの人は、いま離席しているよ』など本社内の状況を伝えたりしている」と社内にいるメンバー側の配慮も挙がりました。リモート先の人がどんな気持ちなのか先回りの想像……素敵な行動ですね!

そしてリモートワーク側から挙がった「ニュアンスが伝わりづらい」という不安事項については、「緊急度や締め切りを伝えるようにしよう」という共有をしてもらいました。

絵文字をどんどん使ってほしいのだ

ちなみにわたしは東京オフィスでの勤務のため、ほとんどの人と「実質リモートワーク状態」になっています。

「ニュアンスが伝わりづらい」というのは転勤してから悩ましく思っていることでした。「承知しました」と来ても、快諾なのか渋々なのか、リモートワークでは表情を見ることができません。その先のつぶやきも聞くことができません。感情が読み取れないメッセージはなかなかさみしいものです。

その点、絵文字という文化は素晴らしいなと思います。

Moma(ニューヨーク近代美術館)では、NTT DOCOMOが1999年に導入した絵文字を、現在「Emoji」としてコレクションに収蔵しています。その理由は「新たな視覚言語発展の種として世界中で受け入れられた」と評価されたからです。

ぜひ、「承知しました☺」なのか「承知しました🙄」なのかEmojiで教えてほしいなと個人的には思っています!🥳

遠隔作業の溝を埋める、毎日の取り組み

こんな話し合いの中、わたしは日々行なっている取り組みが、遠隔作業での溝を埋める手法になっていると思い出しました。その取り組みの一部をご紹介します。

定期報告ミーティング

わたしの所属する事業部では、朝夕に定期的な報告のミーティングを設けています。そこで他のチームへ協力を依頼したり、依頼の確認したりなどしています。

東京オフィスも本社とビデオ会議で繋ぐので、対面でちょこっとだけ言いたいような共有事項・相談事項をこの時間に伝えるなどしてます。

本社と東京オフィスをつなぐ大きなディスプレイ

本社と東京オフィス、コーポレートコミュニケーション事業部編集チーム事務所の3箇所で、常時接続をしています。「あの人は席にいるかな?」「ちょっと声をかけよう」なんてことを気軽にできるようにしています。

将来は「スター・ウォーズ」でR2-D2から表示されるレイア姫の映像のように、3Dホログラムのようになったらいいね……なんて妄想をよくみんなでしています。人類の夢!

日報やGoogleカレンダーでの予定管理

出勤時と退勤時には、日報を全社員が提出しています。日報には「気づき・報告」欄があるので、そこにコメントをしあったりしています。気になったことや日々のつぶやきまで……これがコミュニケーションの活性化にもなっている気がします。

実は別の目的で始めた取り組みであっても、「遠隔作業の溝を埋める」工夫にもなっていると感じています。

 

様々な意見が挙がり、意見交換会は和やかな雰囲気のなか終了しました。意見交換会の目的は、みなが自分の意見を伝え、受け入れ合う体験をすること。(「結論を出す」ということは目的にはしていませんので、社員のみなさん、今後もお気軽にご参加ください〜。)

さ〜て、次回の意見交換会は?

次回の意見交換会は12月に開催する予定です。ぜひぜひ、お気軽にご参加くださいね。

意見交換会のテーマにもなりうるお便りも引き続き受付中です!

みんなの思いを受け止めフィードバックするこの活動、「社員が自分の意見・考えを伝えられる風土づくり」を目標にこれからも継続していきます。


エスケイワードは、お客様の課題をコミュニケーションデザインで解決いたします。
課題がハッキリ見えていない方もご安心ください。丁寧なヒアリングでモヤモヤをスッキリさせるところからお手伝いいたします。

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